4月3日の産経抄で読み初めて「特殊兵器=マルケ」のことを知りました。
軍記物はそこそこ読んでるつもりですが、まだまだ知らないことばかりだと痛感させられます。
折角なので記事を抜粋してみます。
98歳で亡くなった東大名誉教授の近藤次郎さんの訃報記事が各紙に載っていた事から本文は始まり、近藤教授は応用数学を駆使して大気汚染の予測をしたりするも、本来の専攻は航空工学で戦後初の国産プロペラ旅客機「YS-11」の基本設計に参加もしていたそう。
研究の始まりは昭和19年に軍命で「マルケ」という特殊兵器の開発に携わったそうです。「マルケ」とは爆弾に主翼や尾翼を付けた一種のグライダーのような兵器で敵艦の放熱を感知し自動操縦で命中。(現在の無人兵器の先駆けだったかも) 「マルケ」を載せた爆撃機は、敵の上空まで達する必要がなく対空砲火で打ち落とされる危険が少ない。
もしも「マルケ」が完成していたら彼らの命を救うことができる。既に、神風特攻隊の攻撃が始まり近藤さんたちは寝食を忘れて、設計と製造に取り組み、テストを繰り返した。実用化のめどがようやくついたのは、終戦の5日前だったという。
このような兵器を製造しようとしていたことには驚きでした。
どのような気持ちで研究をしていたのでしょうか・・・。
大和も7日で沈没から70年ですし、いろいろと思いを馳せます。
わたしも鍼灸師として駆け出しの頃には元軍人さんの患者様も多かったのですが、今では当時を知る方さえも少なくなってきています。
孫子に伝えるためにも、いろいろと話を聞いていきたいものであります。
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